石村嘉成さんの絵
2024年11月21日。
友人Mに誘ってもらって、兵庫県立美術館まで、石村嘉成さんの絵を見に行ってきました。
石村嘉成展 ~いのちの色たち~
開催期間:2024年10月12日(土)~2024年12月8日(日)
私は全く彼のことを知らなかったのですが、Mはテレビなどで知っていたとのことで、帰省時に兵庫で見ることができたらいいなと思っていたら、ちょうどスケジュールが合ったそうです。
石原嘉成さんプロフィール
作家
石村 嘉成
愛媛県新居浜市在住のアーティスト。
2歳で自閉症と診断。
家族や周囲の支援を受け、
自立に向けて厳しい療育に向き合う。
2013年に第2回新エコールドパリ浮世・絵展ドローイングコンクール入選、 審査の結果、優秀賞を受賞。
現在は、個展や講演会等で多くの人に感動と元気を与えている。
作品から石村嘉成の”ことば“を感じてください。
作品には額縁がなく、絵はキャンバスの側面にまで描かれています。
額縁が無いからか、絵からあふれんばかりのエネルギーが感じられ、それも大きな魅力の一つだと思いました。
絵は、お母さまの肖像を除いて全部動物か、幻獣の絵です。
リアリティのある絵なのですが、表情や目に動物らしからぬ感情が感じられて、それが彼の絵を唯一無二にしていると感じました。
動物の絵はリアルにしすぎると、時に恐ろしさを感じてしまいますが、石村さんの絵はちょっと戯画的で、あたたかみがあって……。
鮮やかな色もあいまって、ぬいぐるみに感じるような親近感を覚えました。
鮮やかな色!
まさに、それが彼の絵の特徴です。
私の写真ではお伝え出来ない、きれいな色でした。
Mは高校時代からの親友で、美術部の仲間でもあったので、館内にある油絵教室の前を通りかかったときは、テンペラ油の匂いで過去にタイムスリップしてしまいました。
匂いの刺激とはすごいものですね。一瞬で文化祭前の11月の美術部室に戻って、手についた油絵具を冷たい水で洗った感覚まで呼び起こされました。
ついつい、「また絵を描きたいなあ」と二人とも言ってしまい、「それなら描けばいいのにね」となり、「描きましょうよ」と言うことになりました。
「これくらいの(サイズの)絵なら描ける」と言って、「あくまでサイズね」と言い訳しながら、画材はアクリル絵の具にしようと決めました。
何を描くかは、まだ決まっていません。
好きな色を塗るだけでもいいかなと思っています。
石村さんのように額をつけずに、キャンバスの側面まで色を塗って、それを見るだけで気持ちが上がるようにしたいと思っています。
※ 絵は私が撮ったもので、色合いはもっと鮮やかです。本物を見てくださると嬉しいです!
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