土日が無い。夫の実家で疲れている人へ

Hさんは、夫の定年退職を機に終の棲家を建築中で、新居が建つまでの間、夫の実家に寄宿中なのだそうです。
「夫の実家なので、寄宿中というのはおかしいんですけれどもね。
ここはあくまで仮の住まいなんだっていう気持ちを持っていたいので」とHさんは言いました。
「義父は80才代なんですけれども、今も畑をしていて、市場に作物を売っているんです。
朝は畑に行くので、とても早起きで、5時半には起きるそうなんですね。
私はその時間に起きていないので、実際に見たことはないんですけど。
農家ですから、土日休みというのもなくて、もう毎日5時半起きなんです。
私は6時半に起きて、義父が畑から帰ってくるまでに朝ご飯の用意をするんですが、義父はパンを食べない人なんで、一日二回、ご飯を炊いています。
毎朝、毎昼、毎夕、ご飯と汁物とサラダと、肉系のおかずを一品作るんですね。
夫はサラリーマンでしたので、平日は6時半に起きていましたけれど、土日は寝坊していたんです。
食事も、朝はパン食で、昼は前の日の残り物を食べるくらいで、しっかり献立を考えて作るのは夕食だけだったんですね。
だからもう、疲れ切ってしまっているんです」
Hさんは一息に話をすると、
「家が建つまでの辛抱だとは思うのですが、もう、毎日限界だという気持ちが強まってきてしまって。
何か、私に向けたメッセージはあるでしょうか?」とのお尋ねでした。
私は、ルナロジー創始者Keikoさんの、「パワーウイッシュ アクティベイテング・カード」を通して、天使にメッセージを教えてくれるように祈りました。
出てきたカードは「気持ちの解放」でした。
辛いことを長らく我慢している、我慢の限界にきている、緊張の連続でリラックスできない、神経がはりつめている、楽しいと思える瞬間がない、感情がいっぱいいっぱいになっている、感情の切り替えが必要なときに出るカード
と書かれていました。
そして、今のHさんに必要なことは、
気持ちのリセット、心の解放、ストレス解消、緊張を緩める、信頼できる人と話す
だということでした。
Hさんはカードのメッセージを聞いて、「まさにその通りですね!」と驚かれました。
「確かに、単に寝坊したいというようなストレスではなかったですね。
生活習慣の違う、今まで一緒に暮らしていなかった舅と同居していることが、ストレスだったんです。
お風呂上りに上半身裸でうろつかれるのも、目のやり場に困るというか。
でも、舅にはもちろん夫にも言えなくて、ただひたすら抱え込んでいました。
信頼できる人と話すって、美櫻子さんに話せたことで、なんだか気持ちが楽になりましたよ。
解決にはならないですけど、私が我慢していたことをはっきり口に出せたことで、ちょっとイライラする気持ちを客観視できるようになったような気がします」
Hさんは「緊張を緩める」というアドバイスに、ピンとくるものがあったようです。
「舅だからということで、とても気を使っていたので、ちょっと緩めてみます」とのことでした。
都会で生まれ育ったHさんには難しいかもしれませんが、農家の暮らしに楽しみを見いだせたら良いですね。
「そうですね。
花を育てたりするのも好きですし、ターシャ・チューダーの暮らしが憧れでした」とHさんは言って、笑顔になりました。
「これから気持ちが煮詰まってきたら、花の世話をして、ターシャのことを思い出します」
そうですね。花を見るだけでも気持ちが切り替わるかもしれません。
良いストレス解消になるんじゃないでしょうか。
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